1 天板の取り付け
天板については、無垢材を使うか、側板と同様に突板を使うか迷いました。
今回の様に少し大きめの箱物家具を製作する場合、すべてを無垢材でつくるのは重さを考えても現実的ではありませんが、天板を無垢にすると適度の重量感や高級感がだせると思います。ただ、今回は購入した突板が余っており、費用面も考慮して天板も突板で製作しました。
ちょっと見ただけでは無垢材なのか突板なのかはわかりません。

天板は裏からビスで固定。フラッシュ構造の板なので、芯材のある場所にしかビスはうてません。
今回、天板の芯材の位置から端のギリギリの場所になんとかビスをきかせることができました。もう少し芯材は広めにいれておいた方がよかったですね。
2 背板の製作
外側は厚さ2.5mmのラワン合板(写真右側)、内側は厚さ2.5mmのシナ合板(写真左側)になるよう2枚のベニヤを張り合わせました。

貼り合わせには、この速乾ボンドを使用。ラワンとシナの両方に塗って、乾くまで10分〜15分程度待ちます。手につかない程度に乾いたら張り合わせます。
3 棚板の製作
棚板は、側板や天板と同様にフラッシュ構造の板を製作します。厚さ15mmのランバーコアを芯材に使い、表側はシナ合板(厚さ2.5mm)、裏側はラワン合板(厚さ2.5mm)を木工ボンドで接着し、厚さ20mmの板をつくります。
張り合わせた時に、ベニヤと芯材が多少ズレるので、最初は上下左右に5mmづつ大きいサイズで製作。これを正確な長さにカットしていきます。まずは、長辺の一方を丸ノコ定規を使って5mm程度カットします。
以前もご紹介しましたが、この丸ノコ定規はガイドとセットで使うことで、ズレることなく確実に直線にカットすることができます。
次に、反対側の長辺をカットしていきます。
最初にカットした長辺を基準にして、これと平行に正確な長さにカットするため「Kreg丸ノコガイドリップカット」を使いました。ポイントは、カットの途中で絶対に動かないようにすること。写真ではわかりにくいですが、上部と右側に材をあてて固定しています。
次に丸ノコスライド台を使って片方の短辺を5mm程度カット。
最後に短辺の反対側を正確な長さになるようカットします。この時、もともとの丸ノコスライド台には収まらないので、メジャーを貼り付けた長い角材を置いて、正確な長さでカットできるようにしています。
直角定規をあてて、間違いなく直角がでていることを確認。
対角線の長さが同じかどうかもみて直角を確認してます。
次に、棚の前面部分にだけ、先程の速乾ボンドを使って面材を貼ります。この面材は近所のホームセンターで販売されていた厚さ5mmのヒノキの工作材を使いました。

はみ出た部分はカンナとサンドペーパーで削って調整します。

棚板の裏側はトリマーの丸溝ビットを使って、棚ダボの位置に窪みをつくり、棚が動かないようにしておきます。
棚ダボの位置を測って、トリマーのストレートガイドの位置を調整します。
深さ5mm程度の窪みをつくりました。
棚ダボにおいてみると、こんな感じで棚の位置が固定されます。
4 背板の取り付け
いよいよ最後の工程になりますが、タッカーで背板を本体にとりつけていきます。
今回使用したのは、くぎのような形状をした針。私が持っているタッカーは、通常のコの字型の針以外にもいくつかの種類の針が使えます。

わかりにくいですが、打ち込んだところです。針の頭も目立たず、しっかりと固定できています。
遂に完成しました!!!!!


週末の限られた時間で、試行錯誤しながらの製作だったので、約半年かかりました。
でも、楽しみながら、当初の目標だった、広葉樹を使ったシンプルかつ高級感のある家具ができました!!
今回、使った電動工具はどれも1万円程度のものですが、手作りの治具など、工夫次第でいろんな加工をすることができます。趣味として家具づくりを考えている方の参考になれば幸いです。
今回は、箱物家具でしたが、次は脚物家具にチャレンジしたいと思います!