NAOTOの週末家具工房

DIYで挑む!ちょっと本気の家具づくり

プロ顔負けの本格的キャビネット製作記⑧ 完成!!

1 天板の取り付け

天板については、無垢材を使うか、側板と同様に突板を使うか迷いました。
今回の様に少し大きめの箱物家具を製作する場合、すべてを無垢材でつくるのは重さを考えても現実的ではありませんが、天板を無垢にすると適度の重量感や高級感がだせると思います。ただ、今回は購入した突板が余っており、費用面も考慮して天板も突板で製作しました。
ちょっと見ただけでは無垢材なのか突板なのかはわかりません。

f:id:enjoy-life-more:20240529051634j:image

天板は裏からビスで固定。フラッシュ構造の板なので、芯材のある場所にしかビスはうてません。
今回、天板の芯材の位置から端のギリギリの場所になんとかビスをきかせることができました。もう少し芯材は広めにいれておいた方がよかったですね。
f:id:enjoy-life-more:20240529051629j:image

2 背板の製作

外側は厚さ2.5mmのラワン合板(写真右側)、内側は厚さ2.5mmのシナ合板(写真左側)になるよう2枚のベニヤを張り合わせました。

貼り合わせには、この速乾ボンドを使用。ラワンとシナの両方に塗って、乾くまで10分〜15分程度待ちます。手につかない程度に乾いたら張り合わせます。
f:id:enjoy-life-more:20240529051931j:image

3 棚板の製作

棚板は、側板や天板と同様にフラッシュ構造の板を製作します。厚さ15mmのランバーコアを芯材に使い、表側はシナ合板(厚さ2.5mm)、裏側はラワン合板(厚さ2.5mm)を木工ボンドで接着し、厚さ20mmの板をつくります。
f:id:enjoy-life-more:20240529051637j:image

張り合わせた時に、ベニヤと芯材が多少ズレるので、最初は上下左右に5mmづつ大きいサイズで製作。これを正確な長さにカットしていきます。まずは、長辺の一方を丸ノコ定規を使って5mm程度カットします。
f:id:enjoy-life-more:20240529051647j:image

以前もご紹介しましたが、この丸ノコ定規はガイドとセットで使うことで、ズレることなく確実に直線にカットすることができます。
f:id:enjoy-life-more:20240529051639j:image

次に、反対側の長辺をカットしていきます。
最初にカットした長辺を基準にして、これと平行に正確な長さにカットするため「Kreg丸ノコガイドリップカット」を使いました。ポイントは、カットの途中で絶対に動かないようにすること。写真ではわかりにくいですが、上部と右側に材をあてて固定しています。
f:id:enjoy-life-more:20240529051626j:image

次に丸ノコスライド台を使って片方の短辺を5mm程度カット。
f:id:enjoy-life-more:20240529051632j:image

最後に短辺の反対側を正確な長さになるようカットします。この時、もともとの丸ノコスライド台には収まらないので、メジャーを貼り付けた長い角材を置いて、正確な長さでカットできるようにしています。
f:id:enjoy-life-more:20240529051645j:image

直角定規をあてて、間違いなく直角がでていることを確認。
f:id:enjoy-life-more:20240529051623j:image

対角線の長さが同じかどうかもみて直角を確認してます。
f:id:enjoy-life-more:20240529051642j:image

次に、棚の前面部分にだけ、先程の速乾ボンドを使って面材を貼ります。この面材は近所のホームセンターで販売されていた厚さ5mmのヒノキの工作材を使いました。

はみ出た部分はカンナとサンドペーパーで削って調整します。

f:id:enjoy-life-more:20240603123448j:image

棚板の裏側はトリマーの丸溝ビットを使って、棚ダボの位置に窪みをつくり、棚が動かないようにしておきます。
f:id:enjoy-life-more:20240603123437j:image

棚ダボの位置を測って、トリマーのストレートガイドの位置を調整します。
f:id:enjoy-life-more:20240603123440j:image

深さ5mm程度の窪みをつくりました。
f:id:enjoy-life-more:20240603123500j:image

棚ダボにおいてみると、こんな感じで棚の位置が固定されます。
f:id:enjoy-life-more:20240603123445j:image

4 背板の取り付け

いよいよ最後の工程になりますが、タッカーで背板を本体にとりつけていきます。
f:id:enjoy-life-more:20240603123457j:image

今回使用したのは、くぎのような形状をした針。私が持っているタッカーは、通常のコの字型の針以外にもいくつかの種類の針が使えます。
f:id:enjoy-life-more:20240603123435j:image


f:id:enjoy-life-more:20240603123453j:image

わかりにくいですが、打ち込んだところです。針の頭も目立たず、しっかりと固定できています。
f:id:enjoy-life-more:20240603123502j:image

遂に完成しました!!!!!
f:id:enjoy-life-more:20240603123429j:image
f:id:enjoy-life-more:20240603123432j:image

f:id:enjoy-life-more:20240606044126j:image

週末の限られた時間で、試行錯誤しながらの製作だったので、約半年かかりました。
でも、楽しみながら、当初の目標だった、広葉樹を使ったシンプルかつ高級感のある家具ができました!!
今回、使った電動工具はどれも1万円程度のものですが、手作りの治具など、工夫次第でいろんな加工をすることができます。趣味として家具づくりを考えている方の参考になれば幸いです。
今回は、箱物家具でしたが、次は脚物家具にチャレンジしたいと思います!

プロ顔負けの本格的キャビネット製作記⑦ ー棚受けと框戸の取り付けー

1 棚受けの加工

今回は、まず棚受けをつけていきます。
なお、この段階で一旦、塗装をしています。(金属などをつけた後に、その部分を除いて塗装するのは手間なので)
塗装で使用したのは、VATONの透明。近くのホームセンターにはワトコオイルもおいていたので、それもいいかと思います。
f:id:enjoy-life-more:20240516124539j:image
棚受けは、棚柱を設置する方法もありますが、見た目をすっきりさせるために、ネジ込みタイプのものを使いました。

f:id:enjoy-life-more:20240509211309j:image

f:id:enjoy-life-more:20240509211326j:image

ダボ穴をあける位置は、4個所同じ高さにする必要があります。全部を定規で位置決めしていくのは非常に手間がかかりますし、微妙にずれることもあります。
そのため、ベニヤを使ってあらかじめ穴あけの位置を決めておきます。

f:id:enjoy-life-more:20240509211348j:image

ベニヤに開けた穴の位置に、しるしをつけていきます。

f:id:enjoy-life-more:20240509211402j:image

ダボ錐をつかって穴あけをしていきます。側板はやわらかいランバーコアを使用しているので、タナダボ(9mm)より少し小さい8mmのものを使用しました。

f:id:enjoy-life-more:20240509211419j:image

f:id:enjoy-life-more:20240509211441j:image

うまくダボ穴の収まりました。

f:id:enjoy-life-more:20240509211505j:image

2 框戸の取り付け

次に、框戸をキャビネット本体に取り付けていきます。
框戸にガラスを入れてしまうの重くなってしまうので、まず、ガラスのない状態で取り付けをしました。
本来はカップ径が35mmのスライド丁番を取り付けるつもりでしたが、縦框の幅が足りず26mm径のものをつけています。
上部のスライド丁番は、上から50mmの位置、下部のスライド丁番は下から70mmの位置としました。(この位置決めは適当で構いません。)
今回の框戸は、上部の窪みに手をかけて開閉するようにしていますので、手が入る隙間を15mmあけて、5mmが本体に被るようにしています。(そのため、本体部分の取り付け位置は上から45mm)
その他の取り付け位置は、説明書を参考にして以下のようなっています。
(うまくいくかどうか、不要な材で試しにとりつけて確認しました。写真の右側が框戸の部分を想定してます。)

f:id:enjoy-life-more:20240508124620j:image

こんな感じで取り付けます。
f:id:enjoy-life-more:20240508124623j:image

うまく行きそうなので、実際に取り付けました。
框戸も、事前にオイル塗装をしています。

f:id:enjoy-life-more:20240508124727j:image
次に、ガラスを取り付けていきます。縦框と横框にそれぞれ、幅6mmの段欠き加工をしており、実測で縦720mm、横268mm。ガラスは、縦横3mmづつ短めにして購入しました。
ガラスの押さえは釘を使ってもいいのですが、ガラスが割れた時の交換のしやすさを考えてネジを使うことにしました。
f:id:enjoy-life-more:20240508124811j:image

幅が8mmしかなく、取り付けが難しいのですが、この写真のようなドライバーの接続キットを使用してなんとかねじ込むことができました。
f:id:enjoy-life-more:20240508124806j:image

押さえの木は、割れないように事前に下穴をあけています。
f:id:enjoy-life-more:20240508124808j:image

うまくいきました!!

f:id:enjoy-life-more:20240508124802j:image

だいぶ形になってきました。あとは天板と背板、棚板の製作です。
次回は、やっと、出来上がりをご紹介できそうです。

 

プロ顔負けの本格的キャビネット製作記⑥ ー框戸のほぞ組ー

今回は、框戸の製作にとりかかります。

1 ほぞとほぞ穴の設計

ほぞ穴は三分ノミで加工するため、ノミの幅にあわせて9mmに設定。
今回、硬い広葉樹(ブラックチェリー)を使っているので、ほぞ穴とほぞの縦の長さは同じに設定してます。
厚さ4mmのチェッカーガラスをいれて、8mmの縁で押さえる構造にするため、框の内側を12mmの段欠き加工します。

2 ほぞ穴の墨付け

はじめにシラガキと止型スコヤを使って墨付けをしていきます。
鉛筆で墨付けをすると、加工若干の誤差が生じてしまうので、精度を高めるためにはシラガキを使った墨付けをおすすめします。
ほぞ穴の幅は、加工する時のことを考えて3分ノミの幅(9ミリ)にあわせて設定しています。毛引きをノミ幅になるように設定すると、簡単に同じ幅での墨付けができます。

f:id:enjoy-life-more:20240421063725j:imagef:id:enjoy-life-more:20240421063722j:image

3 ほぞの加工

ほぞをきちんと組むためには、精密な加工が必要です。今回のキャビネットの制作で一番加工が難しいところだと思います。
そこで、今回、ノコギリの「縦引きガイド」を使って加工を行いました。このガイドは、電動工具を使わない「杉田式ノコギリ木工」を推進されている杉田豊久さんの著書「手工具とジにグで実現する木組みの完全テクニック」で紹介されているものをもとに作成したものです。
f:id:enjoy-life-more:20240421064310j:image

このガイドは、表面に貼り付けた磁石シートにノコギリをつけることでまっすぐにカットすることができます。また、板やアクリル板などを挟むことで、カットする位置を調整できる構造になっていて、紙を挟むことで、1mm以下の微調整も可能です。
f:id:enjoy-life-more:20240421064317j:image

きれいに縦引きのカットができました。
f:id:enjoy-life-more:20240421064313j:image

次は、ほぞの横引きカットです。ほぞの4つの面がきちんとあっていないと隙間ができてしまうので、このカットも精度が必要です。
そこで、L字に組んだ木片に磁石シートを貼っただけの簡単なジグを使って加工しました。墨付けをしていた線にシラガキをあてて、そこにジグをあててカットの位置をあわせます。
f:id:enjoy-life-more:20240421064121j:image

簡単なジグですが、磁石にノコギリをくっつけてカットするので、まっすぐにカットできます。
f:id:enjoy-life-more:20240421064139j:image

4 ほぞ穴の加工

ほぞの長さが30ミリなので、深さ31ミリの穴をほります。
これをすべてノミだけで掘るとかなりの労力です。
そこで、あらかじめ径が7ミリのドリルで2個所穴をほっておきます。

f:id:enjoy-life-more:20240421063836j:image

ほぞ穴は、ノミの幅(9mm)にあわせてますので、残りの部分をほっていきます。
f:id:enjoy-life-more:20240421063833j:image
f:id:enjoy-life-more:20240421063839j:image

ほぞとほぞ穴に白ボンドを塗って、クランプで接着します。
f:id:enjoy-life-more:20240421064133j:image
f:id:enjoy-life-more:20240421064135j:image

5 チェッカーガラスをいれる段欠き加工

今回制作する框扉は、チェッカーガラスをいれるので、そのための段欠きをしていきます。先にこの加工をしてから框を組んでもいいのですが、その場合、縦框と横框で少し段差が生じてくるかと思い、組んだ後に加工してみました。

f:id:enjoy-life-more:20240421064117j:image

縦框と横框で幅が違うため、ガイドからの幅を慎重にセッティングします。写真にはありませんが、何度か余った材で削ってみて、調整をしてから加工してます。

トリマーで削りすぎないよう気をつけて、角の部分は最後にノミで削ります。
深さが12ミリなので、トリマーで3mmづつ、4回にわけて加工しています。かなりの手間がかかってしまいました。
f:id:enjoy-life-more:20240421064127j:image

ガラスを押さえるための縁です。本来は、框と同じブラックチェリーがいいのですが、ホームセンターで売られているヒノキの工作材でちょうどいいサイズがあったので、これにチェリーの塗装をしています。

f:id:enjoy-life-more:20240421064124j:image

トリマーで削りすぎた部分など、多少の失敗はあります。また、今回、「縦引きガイド」づくりから始めたため時間はかかりましたが、なんとか作製できました。
次回は、この框戸にチェッカーガラスをいれていきます。

プロ顔負けの本格的キャビネット製作記⑤ ー幕板のとりつけー

今回はキャビネットの幕板をとりつけます。

 

1 芯材のカット

側板と同様にランバーコアでもよかったのですが、パイン材の端材が倉庫にあったのでこれを活用することにしました。
f:id:enjoy-life-more:20240227051239j:image

「Kreg丸ノコガイドリップカット」を使ってカット。幅は49ミリ。
底板から床まで50ミリですが、あえて1ミリ短い幅でカットします。今回のキャビネットは側板で支える構造なので、幕板を床に設置させる必要はありません。(逆に床までにすると、高さを合わせるのが難しくてガタつきの原因となってしまいます。)


2 ビス止め用の穴あけ

幕板は、底板にビスでとりつけます。手持ちのビスの長さが40ミリなので、少し穴を掘ってからビスをうちます。狭い幅にまっすぐ穴をほりたいので、ドリススタンドを使いました。
f:id:enjoy-life-more:20240227051259j:image

トラス頭のビスで頭の径が約9ミリなので、まず、径が10ミリのドリルで24ミリの穴をほります。
私も以前はきちんと理解していなかったのですが、ビス止めをする時、ビスをうつ側の材(今回は幕板側)はネジをきかせる必要はありません。木材は膨張したり、伸縮したりしますので、むしろネジの径より大きめの穴をあけておくと割れを防ぐことができます。今回、ネジの径が4ミリなのでが5ミリのドリルで残りの部分(25ミリ)を貫通させた上で、ビス止めをします。
きれいに穴があきました。

f:id:enjoy-life-more:20240227051302j:image

3 突板の貼り付け

側板の時と同じように、ボンドで突板を貼り付けていきます。
f:id:enjoy-life-more:20240227051246j:image

ローラーを使ってしっかりと接着させます。
f:id:enjoy-life-more:20240227051249j:image

はみ出た突板をカッターで切り取り。
f:id:enjoy-life-more:20240227051236j:image

芯材はパインですが、見た目はブラックチェリーです。
f:id:enjoy-life-more:20240227051255j:image

側板の面材(5ミリ)の内側に取り付け。幕板がはいって安定感が増しました!

時間がなく、本日はこれで終了。次回からは、框戸の製作にはいります。



プロ顔負けの本格的キャビネット製作記④ ー段欠きとビスケットジョイントー

キャビネットづくりの5日目。前回までに製作した側板、天板、底板を組んでいきます。

1 背板用の段欠き加工

箱に組む前に、背板を設置するための段欠き加工をしておきます。
トリマーと自作のトリマーテーブルを使って5ミリ幅で加工。
テーブルは合板に角材を取り付けただけの簡単なもので、作業台にクランプで固定して使用します。

裏側はこんな感じ。トリマーを取り付けるベースはこのテーブル用に購入して最初から取り付けています。トリマー本体を差し込むだけで簡単に設置できます。
f:id:enjoy-life-more:20240216190209j:image

テーブルの角材は片方の端だけビスで固定していて、そこを起点にして自由に幅が変えられる構造です。今回、10ミリのストレートビットを使用して、5ミリの段欠きができるようビットの出る幅を調整してます。この調整は、スコヤなどを使ってもいいのですが、写真のようなハイトゲージを使うと、幅や高さをより簡単・正確に調整ができるのでおすすめです。

スマホ用のアームを使って集塵ホースを固定。うまく調整すれば意外と使えます。

f:id:enjoy-life-more:20240219041334j:image

こんな感じできれいに段欠き加工ができました。
f:id:enjoy-life-more:20240219041004j:image

2 ビスケットジョイント

天板と側板はビスケットで組みました。ビスケットジョイントをする場合、普通は専用のジョイントカッターを使います。
とても便利な道具ですが、2〜3万円はします。アマチュアで年数回程度しか使わない自分としては購入をためらっているところです。
そこで、トリマーのビスケットジョイント用ビットを使って加工をしています。このビットは厚さが4ミリでマキタのビスケットにもちょうどいい幅です。(ビスケットジョイント用でもビットによって厚さが若干違うので購入の際は要注意です。)

木口の真ん中ぐらいにビットの位置を調整します。天板と側板で加工する位置(高さ)が揃っていればいいので完全に真ん中にする必要はありません。

f:id:enjoy-life-more:20240219043440j:image

トリマーで加工する場合、ビスケットの幅に合わせた加工が必要となります。線を中心として左右に動かす幅を決めておきます。
f:id:enjoy-life-more:20240219043433j:image

トリマーのベースをしっかりと板に合わせて加工します。トリマーが傾くとジョイントの溝が斜めになったり、幅が大きくなってぶかぶかになってしまいます。

f:id:enjoy-life-more:20240219043937j:image

いい感じで加工ができました。
f:id:enjoy-life-more:20240219043444j:image

ビスケットの幅にピッタリでした。もう少し幅に余裕をもたせた方が材をつなぎやすいと思います。
f:id:enjoy-life-more:20240219043437j:image

側板の側面にも加工していきます。木口にトリマーを置いて加工しますが、ベースを置く幅が少なく不安定になってしまいます。そのため、適当な材を木口に高さにあわせて両面シールで貼り付けてベースが安定するようにして加工しました。

f:id:enjoy-life-more:20240219043956j:image

少し、トリマーがぶれてしまったところもありますが、問題なく接合できそうです。

f:id:enjoy-life-more:20240219044023j:image

クランプで固定。ボンドが乾かないうちに手早く組み合わせるため、組み立て途中は写真をとる余裕もありませんでした。
ここでのポイントは直角に組めているかどうか。ボンドが乾く前にしっかりと確認します。

f:id:enjoy-life-more:20240224035512j:image

一晩置いてクランプをはずしました。うまくいきました!!

f:id:enjoy-life-more:20240224035522j:image

次回は、まず幕板を設置して、時間があれば框戸の製作にとりかかろうと思います。

プロ顔負けの本格的キャビネット製作記③ ー木口への面材の貼り付けー

1 面材の製作

キャビネットづくりの4日目。前回製作した突板の木口に面材(厚さ5ミリのブラックチェリーの無垢材)を貼り付けていきます。

前回までの作業で側板の表面はきれいになりましたが、木口部分は芯材(ランバーコア)が剥き出しのままです。家具の裏側はこのままでいいのですが、表にくる部分は見栄えが悪いですね。
木口テープを貼ってもいいのですが、無垢材を貼り付けると、よく見ないと突板とわからないくらい質感があがります。角を面取りする加工もできて、手触りも無垢材と変わらない感じに仕上がります。

f:id:enjoy-life-more:20240214052213j:image

問題は、この面材(幅5ミリ)をどうやってつくるか。
今回、無垢材はネットで購入しましたが、幅は最低でも20ミリから。50ミリで購入し、必要な枚数を自分でカットすることにしました。
これもテーブルソーがあればいいのでしょうが、丸ノコしかないので丸ノコ定規でカットします。
写真ではよくわかりませんが、定規が使えるようにブラックチェリーの角材にランバーコアを木工ボンドで完全に接着してます。定規の下にベニヤを置いて、ブラックチェリー材と高さを合わせました。

f:id:enjoy-life-more:20240214052421j:image

なんとか面材がカットできました。こんな感じで接着していきます。

f:id:enjoy-life-more:20240214052320j:image

2 面材の貼り付け

突板を貼った時と同じように、ゴム系ボンドを面材と木口の両方に塗って、触ってもくっつかない程度(10分〜20分)置いておきます。丸ノコで切っただけだと、どうしても鋸目跡がついてしまうので、きれいに接着できるよう事前にサンドペーパーをかけています。

f:id:enjoy-life-more:20240214052445j:image

ローラーで圧着していきます。

f:id:enjoy-life-more:20240214052643j:image

ゴムハンマーで叩いたり、当て木をして金槌で叩いたりしてもいいです。ポイントは、面材と突板の間に隙間ができないようにすること。隙間ができそうな部分があればクランプで締め付けて圧着しました。
f:id:enjoy-life-more:20240214052659j:image

面材のはみ出た部分を切断。

3 面材の高さ調整

突板の厚みが20ミリですが、面材は少しずれることも考えて22ミリにしています。そのためはみ出た部分を、まずはカンナで削っていきます。この時、突板の表面を削ってしまうと台無しで修正ができませんので、慎重に作業します。

f:id:enjoy-life-more:20240214052646j:image

ある程度カンナで削ったら、サンドペーパーで最終的に高さをあわせていきます。この時も突板部分にペーパーがあたって裏地がでてきてしまうと台無しです。
なお、接着に使ったゴム系ボンドがはみ出したりしている部分は、シンナーを使って拭き取ってあげれば、きれいにとれます。
f:id:enjoy-life-more:20240214052649j:image

なんとかできました。きれいに仕上がれば、無垢材にしか見えません。
f:id:enjoy-life-more:20240214052652j:image

次回は、製作した側板、天板、底板を組んでいきます。

プロ顔負けの本格的キャビネット製作記② ー突板の貼り付けー

1 形を整える

キャビネット作りの3日目。前回はフラッシュ構造の板を製作しましたが、芯材と表面のベニヤは多少ずれるので、設計通りの大きさにカットしていきます。

最初に丸のこ定規を使って長辺をカット。幅10ミリの余裕があるので適当なところでカットすれば大丈夫。

f:id:enjoy-life-more:20240211052302j:image

次に、スライド台を使って、今カットした長辺部分を基準に、左右の短辺が直角になるようにカット。

f:id:enjoy-life-more:20240211052357j:image

最後に、最初にカットした長辺と並行になるようにカットします。
パネルソーはもちろん、テーブルソーも持っていないので、この部分の精度をだすのがむずかしいですね。こういう時は「Kreg丸ノコガイドリップカット」を使ってます。

f:id:enjoy-life-more:20240211052920j:image

この丸ノコガイドは、カット幅のメモリがあり、簡単に設定できる優れものです。

f:id:enjoy-life-more:20240211052944j:image

カットする時は、材に沿わせているガイド部分がずれないように集中します。

f:id:enjoy-life-more:20240205084730j:image

うまくカットできました!!

f:id:enjoy-life-more:20240211060918j:image

2 突板の貼り付け

次は、カットした材のうち、側板2枚の外側の部分にブラックチェリーの突板を貼り付けていきます。
突板はネットでサブロクサイズを購入しました。こんな感じで丸めて送っていただけるので、大きさに関係なく送料は安くすみます。

きれいなブラックチェリーの板目です。購入した突板は裏面が特殊紙で強化されていて、扱いがとても楽なタイプのものです。

f:id:enjoy-life-more:20240211053038j:image

ハサミで必要な大きさにざくざくカットできます。
f:id:enjoy-life-more:20240211053057j:image

ゴム系ボンドを使って接着していきます。突板の種類によってはアイロンで接着するタイプのボンドを使用するようです。
f:id:enjoy-life-more:20240211053306j:image

少しムラができましたが、厚く塗る必要はありません。ベニヤの表面と突板の裏側の両方に塗っていきます。
f:id:enjoy-life-more:20240211053321j:image

気温等にもよりますが、10分〜20分程度待ちます。手で触ってくっつかない程度になれば大丈夫です。
突板を貼り合わせる際、一度くっつけると剥がせなくなってしまうので注意が必要です。まず適当な棒をおいて、この上で突板の位置を調整します。
f:id:enjoy-life-more:20240211053341j:image

突板には最初にボンドを塗ってます。くっつかないように気をつけながら、ちょうど良さそうな位置を決めます。

少しずつ棒を抜いて、ローラーで接着していきます。ローラーを使ったり、木をあてて叩いたりして圧をかけることで接着できます。特に端っこの方は丁寧に接着していきます。このゴム系ボンドは通常の木工用ボンドのような時間をかけたプレスは必要ないので、その点はすごく楽ですね。
f:id:enjoy-life-more:20240211070222j:image

はみ出した部分はカッターで切り落としていきます。

側板2枚、貼り合わせ完了。今回は、最後に突板を貼り付けましたが、最初からベニヤに貼り付け、それを丸のこでカットしてもよかったかもしれません。

f:id:enjoy-life-more:20240213044155j:image

次回は、この側板の木口にブラックチェリーの無垢材(厚さ5ミリの面材)を貼り付ける工程に移ります。