NAOTOの週末家具工房

DIYで挑む!ちょっと本気の家具づくり

丸ノコだけでホゾ加工!テーブルソー不要の縦切り治具で家具づくり

今回は、丸ノコを使ってホゾ加工をするための縦斬り治具をご紹介します。

椅子などの脚物家具をつくる場合、精度の高いホゾ加工が不可欠です。

テーブルソーを持っていないDIY初心者でも、この治具があれば丸ノコだけで簡単に精度の高いホゾ加工が出来ますよ。

⬛️丸のこ定規を活かした簡単治具|製作のポイント

この治具は、箱を作って、その上に、以前に製作した「丸ノコ定規」を乗せただけの簡単なものです。

製作にあたって、いくつかポイントがあるのでご紹介します。

【ポイント①  丸ノコ定規をスライドする構造に!】

ホゾのサイズに応じてカットする位置を変えることができるように、丸のこ定規をスライドできる構造にしています。

スライド定規の一部に穴をあけ、ノブで位置を固定します。

▼ベースとなる箱には、鬼目ナット(M6)を埋め込んでます。

▼「丸のこ定規」について、詳しくはこちらの記事でご紹介しています

www.naoto-kagukoubou.com

【ポイント②  カットする位置の微妙な調整を可能に!】

ホゾをきかせるためにはカットする位置の微妙な調整が必要となります。

ホゾ穴に対して、小さすぎてスカスカでは意味がありませんし、大きすぎると材料が割れてしまいます。

カットする際は、ホゾの墨線に丸ノコ定規の端を合わせますが、数値で幅を確認できるよう目盛りを貼り付けました。

▼カットする位置が決まれば、ノブで固定します。

▼「丸のこ定規」の裏側は、材に対して直角になるようストッパーをつけています。このストッパーをベースの箱に押し当ててスライドさせれば、より簡単に位置決めができます。

【ポイント③  丸ノコ定規とベースの箱は直角に!】

今回、2×4材をベースに使用しましたが、少し反って直角がでていませんでした。

木口テープを何枚か貼って直角になるよう補正をしました。

▼スコヤをあてて直角を確認

▼木口テープを貼って調整

治具の組み立てについてはYouTubeをご覧ください。

youtu.be




DIYの家具作りに絶対必要!!同じ長さでカットできる自作の丸ノコスライド台

今回は、簡単に同じ長さでカットができる「丸ノコスライド台」の製作方法をご紹介します。

家具作りでは、同じ長さのパーツが複数必要となるケースがほとんどです。

例えば「椅子」の場合、同じ長さの「脚」や前後左右で同じ長さの「貫」が必要。少しでも長さが違うとガタついてしまいます。

横切り盤やスライド丸ノコがあれば問題ありませんが、丸ノコしか持っていなくても、丸ノコスライド台を自作すれば、簡単に同じ長さの材をカットすることができるようになります。

DIYの家具作りには欠かせない治具なので、参考にしてください。

▼完成した丸ノコスライド台。自作のホールドダウンクランプは無くても大丈夫。

▼別の記事で紹介した「丸ノコ定規」と同じで、アルミバーを丸ノコガイドで挟む構造です。

1 今回製作する丸ノコスライド台の構造

<スライド部分の構造>

一般的には、L型のアルミアングルを使って丸ノコをスライドさせる構造が多いと思いますが、今回は、合板(厚さ12mm)にアルミバー(幅30mm、厚さ3mm)を設置し、丸ノコガイドで挟む構造です。

アルミアングルの場合、L型の高さが丸ノコに干渉したり、強度が不足してたわんでしまったりして、ピッタリのものが見つからないこともあります。

合板とアルミバーならどこでも入手可能ですし、どの種類の丸ノコでも製作できます。

<高さ>

自分の丸ノコの刃を目一杯出した状態で使用した時に、刃がスライド台のベース部分まで届き、数ミリ程度カットするぐらいの高さします。

私の丸ノコは、刃が58mmほど出ますので、40mmの角材の上に、12mmの合板をのせて使用すると、6mmほどスライド台のベース部分をカットする計算になります。

<奥行き>

奥行きが520mmとなっていますが、40mmの角材2本分を除くと、440mmの幅までカット可能です。

この幅は、これまで自分が制作したものの中で一番大きなサイズ(キャビネットの天板)に合わせています。

<横幅>

横幅は広いに越したことはありませんが、大きすぎてもかさばりますので700mm程度としました。

<ホールドダウンクランプ>

ホールドダウンクランプを設置するために、Tスロットトラック(19mm幅)を埋め込む溝を掘っています。この深さが9.5mmとなるため、ベース部分は厚さ18mmのラワンランバーコアを使用しています。

このホールドダウンクランプは無くても問題ありません。また、溝を掘る必要がなければ、材の厚みは15mm程度でいいと思います。

2 丸ノコスライド台の製作手順

(1)必要な材料のカット

ラワンランバーコアはホームセンターでカットしましたので、合板、角材、アルミバーをカットしていきます。

▼合板を丸ノコ定規を使ってカット。最終的には幅120mmですが、この段階では少し広め(130〜140mm)にカットしておきます。(丸ノコ定規の作り方は別の記事でご紹介しています。)

▼長さ620mmでカット。

▼ノコギリで700mmと120mmの角材をカットします。

▼アルミバーを620mmでカット。アルミは柔らかい金属なので丸ノコで木工用の刃のままでも簡単にカットできます。不要な角材に乗せてカットしています。

(2)丸ノコをスライドさせる部分の加工

丸ノコをスライドさせる部分の合板とアルミバーの加工をしていきます。

▼アルミバーをビス止めするための穴の加工。ビスが入る大きさで穴を開けた後、皿取りもしておきます。

▼合板のまっすぐな辺に沿ってアルミバーを設置します。まずは、ボンドで接着。今回はアルテコ瞬間接着剤と硬化促進スプレーを利用したので、すぐに固定できました。

▼ビスでアルミバーがずれないよう、ビス穴の中央に下穴をあけてます。

▼ビス止め。皿取りをしてビスの頭が出てこないようにしています。

▼アルミバーを丸ノコ本体と丸ノコガイドで挟んで、合板をカット。

▼丸ノコガイドは写真のように、普通と反対向きの設置しています。

▼丸ノコガイドの先端に付けている板のサイズ。この板をつけることで、アルミバーを挟むことができます。(丸ノコの種類によってサイズを決めてください。)

(3)ホールドダウンクランプ用のTスロットトラックの設置

ホールドダウンクランプを使用するためのTスロットトラック(幅19mm)を設置する溝を掘っていきます。

ただ、ホールドダウンクランプが使えなくてもカットはできますので、この工程は省略しても構いません。

▼Tスロットトラックの幅をとって2本の板を両面テープで貼り付けます。

▼トリマーで溝を掘ります。ビットは、ガイド付きストレートビットを使用。

▼ビットのガイド部分を2本の板に沿わせて掘っていきます。

▼Tスロットトラックをボンドで接着した後、ビスで固定しました。

(4)組み立て

カットした部材を組み立てていきます。

▼角材をボンドで接着した後、裏からビスどめしています。

▼スライド台の部分が角材に対して直角になるように設置します。この直角をだすことが一番のポイントとなりますので、慎重に設置します。

▼試しカット。

▼目盛りを角材に貼り付けて、簡単に必要な長さのカットができるようにします。

▼スライド台の右側部分にも、目盛りを貼って短い材をカットできるようにします。

(5)ホールドダウンクランプの自作

ホームセンターで購入できる材料を使って、安上がりのホールドダウンクランプを製作しました。

▼使用した材料

▼万力かモンキーレンチに挟んで手で曲げていきます。まず、直角の根本部分を挟んで角度を広げ、次に、両端を挟んで曲げていきます。

▼こんな形になれば完成です。先端にゴムシートを貼れば傷もつきません。

▼完成しました。クランプは両方で固定すると丸ノコがキックバックする要因になりますので、片方だけで固定するようにしてください。

↓↓ YouTubeでも製作過程をご紹介しています。

youtu.be

























 

丸ノコを買ったら最初に作りたい!!まっすぐにカットするための丸ノコ定規

プロの家具工房では、パネルソーや昇降盤、横切り盤などを使って、簡単に直線や直角のカットをすることができます。

趣味の家具作りで、こうした電動工具を揃えることは難しいですね。

でも、「丸ノコ」なら1万円程度で購入できますし、治具を作れば色んな加工をするこができるようになります。

今回は、丸ノコを買ったら、最初に作りたい「丸ノコ定規」の作り方をご紹介します!!

 

1 アルミバーと丸ノコガイドを使った丸ノコ定規

今回、ご紹介するのは「アルミのフラットバー」と「丸ノコガイド」を利用した丸ノコ定規。

一般的な丸ノコ定規は、アルミバーなど使わず、ベニヤを2段にして、これに丸ノコを沿わせて使用します。

これでも十分なのですが、ベニヤにしっかりと丸ノコを押し当てておく必要あがり、少し気を抜くズレてしまいます。

アルミバーを使用することで、直線の精度も高くなりますし、丸ノコ本体とガイドで挟むことでズレることも気にすることなく、スイスイとカットすることができます。

アルミバーの分、少し費用はかかりますが、DIY初心者の方にはお勧めです。

▼アルミバーを丸ノコとガイドで挟むことで確実に直線カットができます。

▼短い定規と長い定規の2つを作ってみました。

2 製作に使用した材料

<シナベニヤ 厚さ5.5mm>

ベニヤは、ラワンベニヤでも構いませんが、シナの方が表面が滑らかで、丸ノコが滑りやすいかもしれません。

厚みは多少違っても構いませんが、個人的には5.5mmが一番しっくりきてます。

 

<アルミフラットバー 厚さ3mm、幅30mm、長さ1M>

今回、長さ1Mのバーを30cmと70cmに切り分けて使用しました。

 

3 製作するサイズの設定

短いサイズは、ツーバイフォーなどの角材用、長いサイズは少し広い板材用に製作しました。

このサイズにこだわらず、自分が製作したいものに合わせて、一番使いやすい大きさのものを作ればいいかと思います。

アルミバーを長めにしたのは、カットの始めと終わりで、丸ノコがずれないようにするため。

アルミバーの右側部分の幅(90mm)は、使用する丸ノコで異なってきます。

また、左側部分(130mm)はカットする際に手を置いた時、使いやすい幅を設定してください。

▼今回製作したサイズ。自分の丸ノコとカットのしやすいサイズで設定を。

▼アルミバー右側の幅は使用する丸ノコの幅。

▼アルミバー左側は手を置きやすい幅で設定

4  製作の手順

(1)シナベニヤのカット

最初は丸ノコ定規もありませんので、ノコ刃の位置がカット線になるように適当な材をあてて必要な長さでカットします。

横幅は、この段階では少し広め(260mm以上)にしておきます。


(2)アルミバーの接着

カットしたシナベニヤにアルミバーをボンドで接着します。

使用するボンドは接着対象に木材と金属が含まれているものであれば何でもいいですが、今回は、アルテコの瞬間接着剤と硬化促進スプレーを使用しました。(これを使えばあっという間に接着できます。)

なお、アルミバーが接着した後に、これに沿って丸ノコで右側部分をカットしますので、この段階では、右側部分は90mmより幅は広くとっています。

また、アルミバーは、この段階では直角になっている必要はなく、多少ズレていても構いません。


(3)丸ノコガイドの製作

丸ノコを購入すると、付属品として「丸ノコガイド」がついていると思います。

このガイドの先端に、下図のような加工をした材を取り付けます。

▼丸ノコガイドがアルミバー(厚さ3mm)に2mmほど引っ掛かる高さになるよう、ご自分の丸ノコの形状に応じて設計してください。(下図は自分の丸ノコに合わせたサイズ)

▼家にあったアカシアの端材(厚さ10mm)を使用しました。

▼通常は、丸ノコガイドは下の写真の向きで使用します。

▼丸ノコ定規で使用するときは、ガイドの向きを反対にして使用します。ガイド先端に取り付けた木材の底面は1mmほど浮いた状態です。

(4)アルミバー右側部分のカット

ガイドを付けた丸ノコをセットして、アルミバー右側部分をカットします。

この切り口をカットしたい材の墨線に合わせてセットして使用します。


(5)直角にカットするための木材止めの設置

長い丸ノコ定規はこれで完成ですが、短い丸ノコ定規には、角材などを直角にカットするための木材止めを設置します。

▼定規の裏面に、定規の切り口と直角になるように材を固定します。一方の先端だけビス止めし、スコヤで直角を確認しながらボンドで接着。

▼ボンドが固まるまでタッカーで圧着しています。

▼完成しました!!

▼以前に製作していたものも含めると3種類の長さのものを作っています。

 

↓↓ YouTubeでもご紹介しています。

youtu.be



 

 

 

 

     

 

生活感を隠す!木製ティッシュ箱ケースの作り方!!

今回は、木製のティッシュ箱ケースを製作しましたので、作り方をご紹介します!

食卓やリビングにをいい感じの家具でコーディネートしていても、ティッシュ箱を置くと生活感がダダ漏れになってしまいますよね。

そういった意味で、他の家具とも違和感なく馴染んでくれる「木製のティッシュ箱ケース」は必須のアイテムかもしれません。

f:id:enjoy-life-more:20250815202200j:image

1 アカシア集成材で必要な部材の準備

近所のホームセンターにあったアカシアの集成材(厚さ10mm)で製作しました。

縦横の大きさは、いつも使うティッシュ箱の長さにプラス3〜5mm程度、高さは、フタ(厚さ10mm)をした高さにプラス10mm程度でいいと思います。

材料を平行に縦斬りする時、私はいつも「Kreg丸ノコガイドリップカット」と使っています。ただ、今回の材料の幅は90mmと狭いので、付属の平行定規でも全然問題ありません。

こうした平行定規を使う時のポイントは、右手の丸ノコよりも、左手の定規の方に意識を集中して、絶対に定規が材料から離れないようにすること。それと、材料自体がカットの途中で動かないようにしっかりと固定しておくことが大事です。

▼Kreg丸ノコガイドリップカット

f:id:enjoy-life-more:20250815202332j:image

2 丸ノコ治具を使った留め加工

丸ノコで45度のカットをする時の専用治具を作っています。

この治具を使う前に、丸ノコを45度にセットして、適当にカットしてみて、45度にきちんと設定できているかを確認してみることをお勧めします。
f:id:enjoy-life-more:20250816175908j:image
f:id:enjoy-life-more:20250816110144j:image

▼45度にセットした状態でスムーズにレール上を進むか確認します。
f:id:enjoy-life-more:20250816180413j:image

▼ストッパーを使うことで、同じ長さのものを簡単につくれます。
f:id:enjoy-life-more:20250816180144j:image

▼直角にカットできています。
f:id:enjoy-life-more:20250815182653j:image

▼切り口が45度になっていることを確認します。

f:id:enjoy-life-more:20250816110219j:image

3 底板を入れる溝の掘り込み

底板には、厚さ2.5mmのシナベニヤを使いましたので、同じ2.5mm幅のビットをつかって深さ4mmの溝を掘り込みました。

f:id:enjoy-life-more:20250816180600j:image

端から5mmの位置に掘り込みます。付属のトリマーガイドを使ってもいいのですが、トリマーテーブルを使えば、より簡単・正確に加工をすることができます。

▼自作のトリマーテーブル
f:id:enjoy-life-more:20250815182709j:image

f:id:enjoy-life-more:20250815202747j:image

4 接着・組み立て

留めの部分には木工ボンドを塗って接着します。
f:id:enjoy-life-more:20250815182800j:image

留めの接着をする際にいつも使っている「引っ越し用PPバンド」。このバンドに木片を挟むことで、圧着することができます。

f:id:enjoy-life-more:20250816180850j:image

5 かんざしの加工

留め継ぎだけの状態では、接着力が弱いので、「かんざし」の加工をしていきます。

今回は、トリマーと治具を使って加工してみました。

この治具は、家にあった材料を使って作成したもので、写真のように簡単なものです。

深さ10mmを2回にわけて掘り込みました。なお、かんざし用に準備した材が厚さ3mmでしたので、それにあわせて直径3mmのビットを使用してます。
f:id:enjoy-life-more:20250816181054j:image

一番最初は、治具ごと掘っていくことになります。

f:id:enjoy-life-more:20250816181350j:image
f:id:enjoy-life-more:20250816181555j:image

かんざしは、家にあったヒノキの工作材(厚さ3mm)。デザインを考慮すれば同系色ではなく、ウォールナットのような濃い茶色の方が見栄えがするかと思います。

写真はありませんが、下の写真の状態から、アサリなしのノコでカットします。
f:id:enjoy-life-more:20250815182724j:image

6 フタのティッシュ部分の穴あけ

フタの大きさは、丸ノコでピッタリのサイズにカットした後、カンナで調整。

中央部分は幅15mm、長さ155mmで穴あけをします。

トリマーで穴あけをするため、適当な材で穴の部分を囲みます。
f:id:enjoy-life-more:20250815182748j:image

ベアリング付のストレートビットを使用してます。

f:id:enjoy-life-more:20250816181734j:image

こんな感じで、ティッシュの取り出し部分の穴があきました。

f:id:enjoy-life-more:20250815203252j:image

この穴の周りを「面取りビット」を使って面取りをしておきます。
f:id:enjoy-life-more:20250816181911j:image

完成しました!!!

f:id:enjoy-life-more:20250815202137j:image

↓↓  YouTubeでも製作過程をご紹介しています!!

youtu.be

タモのツキ板で作る!ちょっとおしゃれな壁掛け時計

今回、壁掛け時計作りの第二弾!

タモのツキ板で作った壁掛け時計の作り方をご紹介します。

f:id:enjoy-life-more:20250802162001j:image

1 タモの突板を使って広葉樹の質感ある盤面づくり

今回は、家にあったラワンランバーコア(厚さ18mm)に、タモのツキ板を貼り付けることで、タモの質感のある盤面をつくりました。

このツキ板は、以前に「ツキ板屋GIFU」さんからネットで購入したツキ板シート(イージータイプ)で、薄く加工した天然木に特殊な紙が組み合わされています。

ゴム系の速乾ボンドをツキ板とランバーコアの両方に塗り、手につかない程度に乾いたところで、張り合わせます。(今回、ボンドはコニシG10を使用しました。)
f:id:enjoy-life-more:20250802080647j:image

はみ出た部分はカッターでカットしていきます。f:id:enjoy-life-more:20250802080653j:image

2 トリマーでムーブメント部分の掘り込み

ムーブメントの大きさに合わせて掘り込みます。この作業については、別の記事(トリマーで簡単にできる!壁掛け時計をDIY)で詳しく解説していますので、ご参照ください。
f:id:enjoy-life-more:20250802080714j:image
ベアリング付のビットで掘り込みます。
f:id:enjoy-life-more:20250802080700j:image
f:id:enjoy-life-more:20250802080624j:image

3 ウッドバーニング用電熱ペンを使った数字の書き込み

ツキ板に対しても無垢板と同様にウッドバーニング用電熱ペンが使えるのか、初めて試してみました。
f:id:enjoy-life-more:20250802080650j:image

無垢板と同様に書き込むことができました!!

また、数字以外の部分は、Amazonで購入したウォールナットの丸棒(直径8mm)を埋めてカット。

アサリなしのノコでカットしますが、ツキ板は少しでも削ってしまうと下地が出てきてしまいますので、慎重な作業が必要です。
f:id:enjoy-life-more:20250802080640j:image

4 アクリル板のカット

今回の掛け時計は、針をむき出しにするのではなく、表面にアクリル板(厚さ2mm)をつけて木枠で囲む構造にしています。

アクリル板を盤面と同じ大きさにカット。アクリル板は専用のカッターを使うことで簡単にカットできます。(表と裏から何回も削って、最後はポキっと折ることができます。)

5 枠づくり

盤面とアクリル板を囲む枠の制作です。ホームセンターの工作材コーナーで、幅45mm、厚み14mmの丁度いい材(ラワン材)をみつけました。

この枠は「留め継ぎ」とします。今回は、丸ノコの刃を45度に傾斜させて、縦・横がそれぞれ同じ長さになるように一緒にカットしました。

45度のカットは、スライド丸ノコがあれば簡単ですが、丸ノコで精度を出すのは結構難しい作業になります。

余った材などで、あらかじめ試し切りをして45度がでているか確認することが必要です。

次に、盤面とアクリル板を設置する溝をトリマーで加工します。

アクリル板部分は、端から5mmの位置に幅2mm、深さ4mmで加工。(アクリル板の幅と同じできつかったので、サンドペーパーで少し削って調整しました。)

盤面部分は、反対の端から5mmの位置に幅20mm、深さ4mmで加工。
f:id:enjoy-life-more:20250802080721j:image
f:id:enjoy-life-more:20250802080704j:image

ボンドで接着。ホームセンターにある「引っ越し用PPバンド」に木片を挟むことで、しっかりと固定することができます。

f:id:enjoy-life-more:20250802160200j:image

治具を使って、余っている材から「かんざし」を切り出します。(このノコギリ治具については、別記事で詳しく紹介しています。)
f:id:enjoy-life-more:20250802080644j:image
f:id:enjoy-life-more:20250802181753j:image

「かんざし」を入れる部分も、同様の治具をつかって位置決めとカット幅を調整します。

接着力の弱い「留め継ぎ」を「かんざし」を入れることで補強します。

かんざしんのはみ出た部分を、あさり無しのノコでカットすれば完成です。

f:id:enjoy-life-more:20250802162430j:image

トリマーで簡単にできる!壁掛け時計をDIY

トリマーを使った円形の壁掛け時計の作り方をご紹介します!!

簡単に、無垢材をつかったオリジナルの時計をつくることができますよ。

f:id:enjoy-life-more:20250716211315j:image

1 チャットGPTで時計の図面を簡単作図

今回の壁掛け時計は、半径13cmの円。

この円に数字を配置した図を書くのって、意外と難しかったりします。

でも、チャットGPTで作図してもらえば、簡単に希望どおりの図を書いてくれます。「数字をもっと大きくして」とか「数字を黒丸に置き換えて」とか指示すると、自分のイメージする図をすぐにつくってくれます。

▼チャットGPTで作図

f:id:enjoy-life-more:20250719063551j:image

2 トリマーを使った円のカット

今回は倉庫に眠っていた杉の集成材(厚さ20mm)を使いました。

トリマーを購入すると、ストレートガイドが付属していますが、これを使えば、特別な治具がなくてもきれいな円をカットすることができます。(ストレートガイドとして使用する場合と、ガイドの取り付け方法が違いますので説明書等でご確認ください。)

▼半径13cmの円をカットするので、ビットから13cmの位置に支点がくるようにストレートガイドの長さを調整f:id:enjoy-life-more:20250717064714j:image

▼支点の位置をビスやクギで固定します。
f:id:enjoy-life-more:20250717064636j:image

▼負荷がかかりすぎないよう3〜4mmづつ、何回かにわけてカットしていきます。

f:id:enjoy-life-more:20250719070642j:image

▼2つ分の円がとれました! 一つは自分用。一つはプレゼント用につくります。
f:id:enjoy-life-more:20250717064648j:image

3 SKP製の信頼できるムーブメント

今回使用したのはSKP掛け時計スイープムーブメント。秒針のカチカチという音がしないタイプのものを選びました。

ムーブメントとネジ(金色)で掛け時計本体部分を挟んで固定する構造です。

4 トリマーを使って、ムーブメント取り付け部分の掘り込み

(1)円中心部の穴あけ

最初に、円の中心部分にムーブメントの軸を差し込む穴を掘っておきます。

今回、使用するムーブメントの中央部分の直径は10mmでしたので、同じ幅のドリルビットを使っています。

f:id:enjoy-life-more:20250721071414j:image

f:id:enjoy-life-more:20250717064632j:image

(2)ムーブメントを埋め込む部分の掘り込み

ムーブメントの大きさは縦横同じで56mmでしたので、少し大きめに縦横70mmの大きさで掘り込みます。

掘り込む深さは、ネジの部分は木の中に隠れて、ネジの部分から上の部分(白色の部分)が飛び出た形にする必要があります。

なお、ムーブメントの白色の部分に時針、黒色の部分に分針ははめ込む形になります。

写真のとおり、ネジ部分の長さが5mmでした。木の厚みが20mmなので、15mmをトリマーで掘り込めば、ちょうどいい計算になります。

f:id:enjoy-life-more:20250721065225j:image

▼掘り込むのみ使用したのはベアリング付きのストレートビット
f:id:enjoy-life-more:20250717064628j:image

縦横7cmの簡単な治具をつくります。時計本体と治具に書いた線で中心をあわせます。

f:id:enjoy-life-more:20250721075016j:image

5 トレーシングペーパーを使った下絵の転写

トレーシングペーパーを使って、あらかじめ作成していた図面を転写していきます。

最近はトレーシングペーパーを使うことなどありませんが、普通にホームセンターの事務用品コーナーで購入できました。

また、転写するための「鉄筆」はネットショップで購入しました。
f:id:enjoy-life-more:20250717064745j:image

6 ウッドバーニング用電熱ペンを使った数字の書き込み

時計の数字の部分は、ネットショップなどで木製の数字を購入して貼り付けてもいいかと思いますが、今回は、ウッドバーニング用電熱ペンを使って書き込んでいます。f:id:enjoy-life-more:20250717064700j:image

2種類のペンを使用しました。まず、細いペンで数字の輪郭を書き、その中を太いペンで塗りつぶしています。

f:id:enjoy-life-more:20250721081855j:image

トレーシングペーパーの下書きを電熱ペンでなぞって書いています。
f:id:enjoy-life-more:20250717064720j:image

7 数字代わりの丸棒の埋め込み

数字の代わりに丸棒を埋め込みます。

ホームセンターで見つけた「マホガニー」の丸棒を埋めるため、直径15mmの座ぐりビットで穴を掘っています。

f:id:enjoy-life-more:20250717064738j:image

できるだけきれいな穴がほれるようマスキングテープを貼った上から掘っています。
f:id:enjoy-life-more:20250717064703j:image
ボンドを入れて、適当な長さにカットした丸棒を詰め込んだ後、あさりのないノコでカットします。
f:id:enjoy-life-more:20250717064639j:image

8 時計本体のボーズ加工

少し柔らかく、かわいい雰囲気の時計にしたかったので、円の周辺部分をボーズ面(3分)のビットで加工し、丸みをもたせてみました。
f:id:enjoy-life-more:20250721083800j:image

9 針の取り付け

もともとの針は、こんな金色の針。

f:id:enjoy-life-more:20250721090953j:image

ブラックチェリーの木口テープを貼り付けて、パッと見た目は木製の針にしました。

最初に針の穴と同じ大きさの穴をドリルであけて、その位置をあわせて木口テープを張り合わせます。最後に元の針からはみ出た部分をハサミでカットすれば出来上がりです。
f:id:enjoy-life-more:20250717064736j:image
10 完成!!

最後に、ムーブメントをネジでしっかりと固定し、針と付属の吊り下げ用のフックをつければ完成です。

なお、秒針を一番上に取り付けることになりますが、秒針までは必要ないので、針の部分はハサミでカットして取り付けました。
f:id:enjoy-life-more:20250717064730j:image
f:id:enjoy-life-more:20250717064723j:image
f:id:enjoy-life-more:20250717064711j:image

数字のフォントやデザイン、時計本体の形を四角にするなど、工夫次第で自分だけのオリジナルの時計ができます。

もし故障をしても、ムーブメントだけを取り替えることでずっと使い続けることもできます。

トリマーがあれば簡単に作ることができますので、チャレンジしてみてください。

 

↓↓ YouTubeでも製作過程をご紹介しています!!

youtu.be

ノコギリで精密なほぞ加工を!縦切りガイド治具でワンランク上の家具づくり!

今回ご紹介するのは「縦引きガイド」です。
「縦引き」というのは、材の木目に沿ってカットすることを指しますが、「ほぞ」などをつくる時、この治具を使うことで精密な加工ができるようになります。

杉田豊久さんの「ノコギリ木工」】

この治具は、杉田豊久さんの「手工具とジグで実現する木組みの完全テクニック」という冊子で紹介されていたものを自分で作ってみたものです。
杉田さんは「ノコギリ木工」を提唱されており、電動工具を使わずにノコギリなどの手道具で楽しむ木工方法を紹介しています。電動工具の騒音を気にすることなく、安心・安全、しかも本格的な木工方法です。趣味で木工を楽しむ私達にとっては理想的な方法で、電動工具に頼らなくても「ここまで出来る!!」ということを教えてくれます。

▼横からみたところ。余っていた9mmのMDFを2枚貼り合わせて一つのパーツをつくっていますが、もっと厚みのある材があれば張り合わせの必要はありません。

f:id:enjoy-life-more:20250624204828j:image


f:id:enjoy-life-more:20250624204813j:image

▼マグネットシートを貼って、ここにノコを密着させます。
f:id:enjoy-life-more:20250624204824j:image

▼このように作業台にクランプで固定して使用します。
f:id:enjoy-life-more:20250624204817j:image

▼「スペーサー」を間に挟むことでカットする幅を調整する構造となっています。
f:id:enjoy-life-more:20250624204802j:image

▼スペーサーは、MDFやベニア、アクリル板、紙など。それぞれの厚みを記載しています。このスペーサーを組み合わせれば、0.1mm単位の幅の調整が可能となります。
f:id:enjoy-life-more:20250624204805j:image

▼このようにスペーサーを入れてネジで締めます。
f:id:enjoy-life-more:20250624204821j:image

▼マグネットシートで隠れていますが、M8六角ボルト(長さ85〜90mm)を埋め込んでいます。

f:id:enjoy-life-more:20250625143843j:image

▼本体側もボルトが貫通するようにドリルで穴をあけています。

▼カットする材はクランプで固定
f:id:enjoy-life-more:20250624204809j:image

▼ノコをマグネットシートで密着させてカットします。ノコには「アサリ」があって、使っていくうちにマグネットシートが削れてしまいますが、その際は、張替えをします。私が使っているノコギリは「ゼットソーⅢ8寸目」ですが、それほどシートが削れることもなく、長く使えています。
f:id:enjoy-life-more:20250624204758j:image

ブログでは、実際に椅子の製作過程で使用していますので、そちらもご覧ください。